国立故宮博物院ガイド
世界四大美術館のひとつと言われる故宮博物院は、中国の歴代皇帝が収集していた貴重なコレクションが集まっている、世界に誇る中華文化の宝庫でもあります。そのコレクションの数は実に65万点とも言われ、書画や銅器、磁器、玉細工、漆器、彫刻、文献など想像を絶するスケールの貴重品が納められています。一般に見ることのできる常設展示品の数は6000点で、ゆっくり時間をかけて見るには1週間を要するとも言われています。
主に宋の時代から元、明、清までのものが展示されておりますが、これらは元々は北京の故宮博物院に収蔵されていたコレクションです。それが、第2次大戦後の国共内戦での敗北の際に、中華民国政府の台湾への移動と共に軍輸送艦で台北に移送され、1965年に新たに台北に落成した故宮博物院に収蔵されたのです。この台北の故宮博物院は、北京の故宮(紫禁城)を参考にして建てられており、正院は上から見れば梅の花のように5つの4階建ての建物から作られています。
故宮博物院の1階には、公認のミュージアムショップがあり、展示品のレプリカの他に、中国美術書籍や画集などがあります。また、日本語の故宮博物院案内や日本語訳の書籍、記念のTシャツやポストカード、キーホルダーなどもあって、お土産もの探しにも便利です。また、故宮博物院の向かいには、中国の古典庭園を再現した至善園という自然園があり、7000坪のこじんまりした敷地に8つの景勝地を模したものを設けて 古の優雅な中国庭園の芸術美が表現されています。故宮博物院へはMRTの淡水線、士林駅からタクシーで15分です。