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迪化街周辺

迪化街は台北站の北側に広がる大同区にありますが、この辺りはかつて大稲呈と呼ばれ、清朝の萬華が凋落した後に、淡水河を利用した水運集積地として貿易が栄えていた地域です。今でも当時から変わらぬ産物を取り扱う店が残っており、迪化街は台北最古の問屋街とも言われております。迪化街の数百メートルの通りには老舗の問屋が入る様々なレトロ建築が建ち並んでいるのが見所です。この界隈に建ち並ぶお店の殆どは清朝の時代に建てられたもので、遺跡文化財に指定されている建物もあり、玄関の間口の割りにその奥行きが長く続いているのが特徴です。

それは、ちょうど日本の京都の町屋のような「うなぎの寝床」のような構造になっており、部屋の間取りも職住隣接の作りになっています。建築様式は、18世紀頃に台湾に渡ってきた中国福建地方の伝統的な建築様式の南式、17世紀の中頃からヨーロッパで流行した立体的な彫刻と草木のモチーフが特徴のバロック式建築様式、19世紀に流行った「女兒牆」と呼ばれる石造りの飾りが屋上にあるのが洋樓式、同じく19世紀、産業革命後に生まれた現代主義式の4様式があります。

通りの特徴としては、南京西路から永楽市場までは、生地関係のお店が多く特に永楽市場は数多くの布問屋が揃っています。ここ永楽市場の4階には広いフードコートがあって、軽食やビッフェ、ドリンク類が気軽に味わえます。永楽市場から北の民生西路までは漢方薬を取り扱うお店が多く、中には日本語の達者な店主のいる店もあり、じっくり相談しながら調合してもらうことができます。民生西路から帰綏街までは果実茶、菓子類などを扱うお店が多いのが特徴です。

この迪化街は、街歩きにはとても面白いところなのですが、喫茶店のような一息つけるような所が少ないのがちょっと困ります。ただ、一箇所だけなのですが、シックなイタリアンぽい内装でゆっくり落ち着けるコーヒーショップがあります。米蘭多珈琲館(ミラノカフェ)というお店で、一杯ずつ豆を挽いてくれるコーヒー以外にも新鮮なフルーツジュース、軽食などもあって、歩き疲れた体を休めるのに最適なお店です。迪化街には、MRT雙連から民権西路を重慶北路に向かい15分ほど歩いたら着きます。

台北エリアガイド

台北站周辺に広がる繁華街や官庁街の様子、 古くから発達してきた華西街や若者に人気の西門周辺、忠孝東路と敦化南路のお洒落な街の様子、清朝時代から集積地として発展してきた古い町並みの残る迪化街、台北一の繁華街であり情報発信基地でもある中山北路、その他の主な地域についても紹介しています。

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