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台湾の物価と経済

台湾は、かつての日本が統治していた時代には、日本の食糧補給の役割を担うために、食料を貯蔵したり加工する軽工業が盛んでした。第2次世界大戦後には日本は撤退し、代わって大陸から中華民国中央政府が台湾に進駐し、台湾を中国大陸奪還の軍事基地として捉えたため、軍事優先の政策のなかで工業化が推進されました。その後、ベトナム戦争でアメリカに戦略物資を供給したことを契機に台湾の経済は急発展し、在米華僑のエンジニアが協力して進めた半導体産業の開発も追い風となりました。

1980年代には、台湾はNICSのメンバーとなりパソコンのマザーボードシェアで世界一となり益々経済は発展します。1990年代にはITバブルで需要が増し、1997年に始まったアジア危機も乗り越えることができたのですが、2001年のITバブル崩壊の影響を受けて、翌年には台湾初のマイナス成長となりました。その後、政府はインフラの整備や次世代産業の育成を掲げ、低迷する台湾経済を立て直そうとしていますが、中国本土の高度経済成長に引かれるように、台湾企業が中国大陸に生産拠点を移しつつあります。台湾政府もこうした流れを堰き止めるわけには行かず、中国大陸への投資規制は撤廃され、経済の新しい流れが始まっています。

一方、台湾の物価は、日本と比較してそれほど安くはありません。しかし、バスやタクシー、地下鉄などの交通機関の運賃は、日本の約2分の1から3分の1で、かなり安く感じます。CDや映画など趣味やレジャーに掛かる費用も約2分の1です。日本食などは日本よりも高いですが、現地の美味しい台湾料理店などでは日本より3割程度安く、露店での軽食などは日本の3分の1くらいです。反対に、日本食材や携帯電話などは日本よりもずっと高いです。でも、現地で生活するならともかく、旅行で訪れた場合には全体的な物価は日本の6割くらいに感じるのではないかと思います。

台湾観光の基本情報

台湾の気候、気温、地理などの概要、中国清朝の統治から日本の統治時代、中華民国となった現在に至るまでの台湾の歴史の流れ、経済の変遷について紹介しています。また、今の物価、親日的な国民性、使われている言語、ビザ、通貨、両替、滞在中の生活情報についての一言アドバイスもあります。

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